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「創造主訳聖書」出版の経緯

異なる神概念

みなさんは「神様」というとどんな神様を思い浮かべますか?クリスチャンホームで育った人、長年信仰をもっている人は、当然、天地万物の造り主を思い浮かべるでしょう。しかし、神主の次男として生まれ、神社の中で育った私にとっては、「神様」といえば神社の神様でした。聖書で神様が天地の創造主だというので少なからず抵抗を覚え、賀川豊彦先生にも「神が創造主だなんてとんでもない」と直談判したほどです。

 

そんな私が聖書を信じるようになり、人々に「神様を信じてほしい」と言うと、今度は相手が「俺は神様を信じているよ。木にも石にも神様は宿っているんだ。それがわかんないあんたはかわいそうだ」と返事してきます。「そうじゃなくて・・・」と相手の神を否定しなければ真の神を伝えられず、ほとんどの場合、相手は心を閉ざしてしまうのです。「神」を伝えたいのに、「神」ということばが噛み合わない、こんな問題を感じたことはありませんか?私はこの問題に苦慮してきました。

 

ある時、沖縄の土着の宗教から聖書の福音に集団改宗が起こったと聞いたので、その集団のリーダーの人を訪ねたことがありました。その方は、「自分たちはかつて『神』を念じて祈ってきたけれど、イエス様を信じて救われたのです。それなのに聖書を読むとまた『神』とあり、混乱してしまいます。『神』と訳されたことばを変えてほしいのです」と言われました。そこで、同じような問題に直面しているのは私だけではないことを知ったのです。

 

なぜ「創造主」なのか

韓国や中国にも「神」ということばが昔からあります。しかし、聖書が翻訳されるとき、あえて「神」と訳す代わりに韓国では「唯一の方(=ハナニム)」、中国では「上帝(※)」と訳されて、偶像神との混乱を避ける翻訳がなされています。英語の聖書でも、「God(創造主)」と「god(偶像神)」で使い分けがなされています。日本でもキリシタンの時代に、「デウス」「天主」と訳されていました。明治時代に聖書が翻訳されたとき、翻訳者は「神」と書いて「シン」と読んでもらうつもりだったそうです。しかし、ふりがながなかったため、人々は「カミ」と読み、その読み方が定着しました。

 

ところで国語辞典で「神」と引くと、いくつもの項目の最後の方に「キリスト教の神、創造主」と出てきます。逆に「創造主」と引くと「キリスト教の神」と出てきます。一般の人々は「創造主」ということばのほうが、聖書の「神」を指すことばだと思っているようです。そこで、聖書の内容が伝わるという見地から、「神」訳とは別に「創造主」訳が必要だと長年祈り求め、また多くの方々に訴えてきたのです。 そして私自身、「創造主」を用いるようになってから、福音が伝わりやすくなったと実感しています。

 

出版に向けて

2011年2月7日、有志が集まって「創造主訳聖書懇談会」が開かれました。そこで創造主訳聖書の是非について議論がなされ、多くの人に福音が届くために必要であるとの結論が出されました。それから2年にわたって審議が重ねられ、準備が進められてきました。そして、日本で初めて、天地の造り主を「創造主」と訳した聖書が出版されることになりました。

 

この「創造主訳聖書」を通して、多くの方々が創造主の与えられた愛と希望を知り、勝利の人生を体験してくだされば幸いです。   


創造主訳聖書発案者 堀越暢治          

   

 

(※)注:中国では、英国の宣教師たちは、中国で昔から知られていた天地を支配する「上帝」と翻訳し、米国の宣教師たちは「神」と翻訳しました。 

堀越暢治(ほりこし・のぶじ)
宇都宮大学農業土木科卒業。日本基督神学校卒業。学校法人東京キリスト教学園名誉理事。学校法人グレイス学園めぐみの園理事長。単立・創愛キリスト教会主任牧師。いのちありがとうの会理事長。著書に「人体の不思議発見」「大自然の不思議発見」(いのちありがとうの会)など多数。

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パーパス・ドリブン・ジャパン/ロゴス出版社は、キリスト教関連書籍の発行をおこなっている出版社です。世界的ベストセラー『人生を導く5つの目的』や『創造主訳聖書』などを発行しています。

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