訳者のことば

『現代訳聖書』の翻訳について

 聖書は、私たち人間がどのようにしたら生きがいのある喜びに溢れた人生を送ることができるのかを、創造主が教えてくださっている書物です。ですから、本来、聖書は読むだけで分かるものであったはずです。ところが今日、聖書は難解な書物という印象を多くの人が抱いています。どこに問題があるのかと言いますと、翻訳に問題があるのです。時代も文化も風俗も習慣も違うのに、それを無視して原語を日本語に置き換えていたのでは、分からないのも無理はありません。

 「原語に忠実」という翻訳原則は一見良いように見えますが、翻訳の世界においては、この原則はもはや過去のものとなっています。今日、翻訳の世界で一般に使われている原則は「ダイナミック・エクイバレンス」という翻訳原則です。この原則を提唱したのは、言語学者でアメリカ聖書協会の翻訳主任をしていたユージン・ナイダ博士ですが、この原則を分かりやすく言えば、「原語に忠実」ではなく、「原文の意味に忠実」ということです。「原語に忠実」に訳していたのでは分からないところを「原文の意味に忠実」に訳すわけですから、分かりやすさという点では全く比較にならないのです。

 欧米ではすでに、この新しい原則で訳された聖書が数多く出ています。しかしながら、日本では、この「現代訳」以外にはまだ見当たらないのが実情です。私がこの新しい原則で聖書を訳したのは、聖書というものは読むだけで分かるものでなければならない、と考えたからです。ですから、一人でも多くの日本人がこの聖書を読み、生きがいのある喜びに溢れた人生を送ることができるようにと心から願ってやみません。

                                                               訳者 尾山令仁

尾山令仁 (おやま・れいじ)

1927年東京に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。他に2つの大学の博士課程を修了。学生時代にキリスト者学生会を創設。1953年東京神学塾を卒業後、ただちに高田馬場の路傍に立ち、開拓伝道を開始し、今日の聖書キリスト教会を設立する。 牧会の傍ら神学校で教鞭をとり、のちに東京神学校を開設。アジアの人々への謝罪運動を提唱し、自らアジアの国々に赴き、謝罪の実を挙げる。文書伝道にも意欲的に取り組んでおり、またラジオ伝道の経験もある。 100冊余りの著書があり、旧新約聖書を翻訳している。(「現代訳聖書」)

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パーパス・ドリブン・ジャパン/ロゴス出版社は、キリスト教関連書籍の発行をおこなっている出版社です。世界的ベストセラー『人生を導く5つの目的』や『創造主訳聖書』などを発行しています。

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