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翻訳者のことば

聖書は従来、読むだけでは分からない書物だと受け取られてきました。聖書は、わが国では毎年数百万冊も人々の手に渡っていると言うのに、その約九割は読まれていないということです。それは、読んでも分からないというところに原因があるようです。

 

それでは、どうして読んでも分からないのかと言いますと、翻訳に問題があるようです。聖書が書かれた時代や風俗や習慣が、今日私たちが生活しているものとは全く違っているのに、そのような歴史的、社会的、文化的な違いをほとんど考慮に入れないで翻訳しているところに問題があるのです。

 

従来の翻訳原則は「原語に忠実」一点張りでした。「原語に忠実」ということは一見いいように見えますが、原語に忠実に訳すことによって、今日の私たちにとって原文と違った意味になったり、何を言っているのか分からなくなってしまうということが起こるのです。

 

そこで、従来の翻訳原則にはなかった新しい翻訳原則が主張されるようになりました。これは、アメリカ聖書協会の翻訳主任であった言語学者ユージン・ナイダ博士によって提唱された「ダイナミック・エクイバレンス」と呼ばれるもので、歴史、社会、文化の違いを考慮に入れながら、原文の意味に忠実に訳すというものです。

 

「原語に忠実」と「原文の意味に忠実」の違いは大きく、この原則によって訳された英語の聖書は、すでに十数種類出されています。しかし、残念ながら、日本語の聖書ではこの『現代訳聖書』しかありません。この翻訳原則は、今日世界中で活躍しているウィクリフ聖書翻訳協会が採用しているものです。

 

『現代訳聖書』は、クリスチャンでなければ分からない言葉は使わず、クリスチャンでない人にも分かるように訳しております。一人でも多くの日本人が聖書を読んでくださることを願っています。

 

現代訳聖書翻訳者 尾山令仁

 

 

尾山令仁(おやま・れいじ)

1927年、東京に生まれる。1951年、早稲田大学を卒業。学生時代にキリスト者学生会を創設。1953年、東京神学塾を卒業。ただちに高田馬場の路傍に立ち、開拓伝道を開始し、今日の聖書キリスト教会を築く(現在、聖書キリスト教会会長牧師)。牧会のかたわら、神学校で教鞭をとり、のちに東京神学校を開設し、後継者養成に努める(現在、東京神学校校長)。早稲田大学大学院、および他に二つの大学院で研究を続け、博士課程を終える。百数十冊の著書や月刊誌「羊群」を通して、文書による伝道教育に励む。また、旧新約聖書六十六巻を一人で訳し、読むだけで分かる聖書として広く読まれている(現代訳聖書)。アジアの人々に対する謝罪運動を提唱し、自らアジアの国々に赴き、謝罪の実をあげる(現在、日韓親善宣教協力会会長)。JCGIネットワーク顧問。第6回世界聖霊奉仕賞受賞(1995年)。日本福音功労賞受賞(2007年)。哲学博士号(Ph.D)など四つの学位(博士号)を持つ。

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パーパス・ドリブン・ジャパン/ロゴス出版社は、キリスト教関連書籍の発行をおこなっている出版社です。世界的ベストセラー『人生を導く5つの目的』や『創造主訳聖書』などを発行しています。

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